毎日子育てを頑張っているあなたへ。
「早くして!」「何度言ったらわかるの!?」
私たちは一日に何回口にすることでしょう。こんなにたくさんの時間を割いて子どもたちのためにと一生懸命言い、汗水たらして走り回っているのに、当の本人は知らん顔…。
厳しくすれば反抗し、優しくすればつけあがる。
情けなくて、腹立たしくて、せつなくなる時がありませんか?
どうしてあの子のようにできないんだろう?うちの子、ダメな子なのかな?それとも私がダメなのかな…。他人の子育てが立派に見えて自分がダメだと落ち込んだり、自分の子どもを愛せていない事に気づき、自己嫌悪に陥る時がありませんか?
子育て講座との出会い。
私も同じでした。私の子育ては、何一つうまく行きませんでした。
男3人のやんちゃな子どもたちは私の言うことを全く聞かず、友達を殴り、私に暴言を吐き、公衆の場所で走り回る。
知らないおじさんから「あんた!子どもを何とかしなさいよ!」と怒鳴られた事もありました。
いい子にしようと毎日必死に怒鳴ったり叩いたりしては、夜になると寝顔に向かって「ごめんね」と涙を流す日々…。
「夫は仕事で疲れているんだもの、家では休ませてあげなくちゃ」「親なんだもの、子どもを愛さなきゃ」と自分に言い聞かせ、いい妻・いい母を演じていましたが、本当はもう限界でクタクタでした。
「子育てが辛い。母親やめたい」と愚痴を言った事もありましたが、周りからは決まって「親になりたくてもなれない人もいるのにそんなこと言っちゃいけない」「子どもが小さいうちの悩みなんか小さいものよ」と言われ、余計に自分が情けなく思え、悲しくなりました。
そんな時に「子育て講座」に出会ったのです。
目からウロコの「子育て講座」体験
市の広報に「子育て講座入門講座受講生募集」と書いてあったその横の『託児無料』の文字!…実はそれに惹かれて申し込みました(笑)。
とにかく、この子どもたちと少しの時間でもいいから離れたい!それだけだったのです。
子育て講座インストラクターの話の聞き方は周りの方たちとは全く違うものでした。
「齋藤さん、3人の子育て本当に大変なんだね。辛いんだね。それなのにご主人ばっかり普通に飲みに行ったりして『ずるい』って思うんだよね」
「・・・・・!!!」
この言葉を聞いた時、今まで我慢していた涙が一気に溢れ出しました。そして何だかスッキリして、元気になったのです。すると講座の内容がスッと私の中に入って来ました。
そして、講座で習った事を家でやってみると、子どもたちが魔法がかかったように、みるみる落ち着いていきました。「殴っちゃいけない!」と言わなくても、人を殴らなくなったのです。
「これは何なんだ~!?♡」
とても暖かくて穏やかで、自信に満ちた日々。
子育て講座を学んでから、子どもたちと過ごす時間が楽しい時間となりました。
あんなに嫌でしょうがなかった兄弟ゲンカも、「子育て講座の技術を使える時が来た!」と思ったら、内心(待ってましたー!!)と、喜んでいる自分がいました。
また、笑いあり涙ありの講座が本当に楽しく、受講を重ねるうちに、ついにはインストラクターになってしまったのです(笑)。
「お母さんが子育て講座インストラクターになって、何か変わった?」
ある時私の友人がうちの息子にそう聞いたら、息子は「お母さんが話を聞いてくれるようになった」と言ったそうです。これは、半分嬉しくて、半分ショック…。だって、子育て講座を学ぶ前も私は子どもの話を「聞いていた」と思っていたのですから。